SMoLE’s blog

SMoLEマンション管理士事務所 所長のブログです。

整理しよう

前回、整理収納で大事なのは収納よりも整理だという話をしました。

その理由を話していこうと思います。

 

その前に改めて定義をおさらいします。

 

整理とは「不要なモノを取り除くこと」です。

収納とは「必要なモノを使用しやすいように仕舞うこと」です。

 

たいていの人は子供のころ、親に「部屋を片づけなさい!」と叱られたことがあると思います。

そうすると仕方なく机の上や床に散らかっているおもちゃや

学校関係のノートやプリントなどを押し入れ・タンス・机・収納箱など

とりあえずどこかしらに突っ込んで「片づけたよ」と言って終了していたと思います。

 

しかし、なぜかあっという間に元の状態に戻ってしまい、「片づけなさい!」と叱られ・・・

これを繰り返す日々。

 

今も現在進行形でご自分やご家族がその状態だという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

何故、片づけてもすぐに元の状態に戻ってしまうのでしょうか。

どうしてきれいな状態を維持できないのでしょうか。

 

その理由は非常に単純明快です。

 

片づけの方法が間違っているからです。

 上に書いたような片づけは、「整理」を全くしていないのです。

しかも、使用しやすいように仕舞ってもいないので「収納」にもなっていません。

 

 

目の前にあるモノをとりえあず視界からどけただけ、右の物を左に移動しているだけです。

それで片づけをした気になっているだけなのです。

 

はっきり言います。

日本人は部屋の大きさと比較して持ち物の量が多すぎるのです。

 

いくら収納術を駆使して詰め込んでみても、

モノを減らさなければすぐにモノが増えて元の木阿弥になってしまいます。

 

人は所有欲があるためモノは増えても勝手に減ることはありません。

人は手に入れたモノを失うことに強い抵抗感を持つことが行動経済学の研究によって明らかとなっています。

 

まだ使える、いつか使うはず、とても高かった、使えないけど思い出がある・・

 

だから捨てるのはもったいない

 

ありとあらゆる理由を総動員してモノを持ち続けることを正当化します。

 

だから広い家に引っ越しても収納場所をいくら増やしても

それに合わせてモノは増え続けあふれてしまうのです。

 

 

いくら頑張って片づけても不要なモノの山に囲まれて、イライラしているかもしれません。

我が家ででゆっくりくつろぎたいのに、いつまでもごちゃごちゃしていて落ち着かないかもしれません。

 

そんな状況を変えるには来世紀にドラえもんが誕生するまで待つしかないでしょう。

そこまで待つのが無理ならば自分で何とかするしかありません。

 

 

その方法はが「不要なモノを取り除くこと」です。

ただひたすら整理することから始めましょう。

 

それがあなたがくつろぎと癒しの空間を手に入れる近道です。